「時代は変わる」
2022 11 26
~坂本竜馬の有名な逸話~
当時、土佐藩士の間では、長刀をさすことが流行っていた。
あるとき、竜馬の旧友の檜垣清治が竜馬と再会した時、
竜馬は短刀をさしていた。
短刀の事を指摘すると、
「実戦では短い刀のほうが、取り回しが良い」
納得した檜垣は、短刀をさすようになった。
次に、勇んで刀を見せたところ、竜馬は懐から拳銃を取り出し、
「銃の前には刀なんて役にたたない」と言った。
納得した檜垣は、早速、拳銃を買った。
三度再会したとき、檜垣は買った拳銃を見せたところ、
竜馬は、万国公法(国際法)の洋書を取り出して、
「これからは、世界を知らなければならない」
もはや、檜垣は、ついていけなかったという。
有名過ぎる話ですが、時代が変わっても、紐解けば同じことですね。
いつの時代にも、ついていけていると思っていても、実は自分は全く追いついていない。
だから、日々勉強と反省の繰り返しで、自分を磨いていかないといけないんですけれど、
はたして、そのように出来ているヒトが、どれほど居るでしょう・・
先の竜馬の逸話では、わたしは、どちらかと言えば、檜垣のタイプで、
長い物には巻かれろ体質で、自分もしくは自社が率先して新しいことをするよりも、
ヒトの行動や大きな会社さんがどう出てくるかを見極めてからでも
遅くないものならそのようにします。
竜馬がいいか檜垣がいいか、わたしの結論は、時機に応じて
どちらのタイプで行動したらいいか見極めることです。
TV・パソコン・携帯が、ここまでペッタンコになるとは、
ほとんどの方が想像していたでしょうか・・?
長刀→短刀→拳銃→洋書、この逸話は、非常に面白いです。
ご自身でも、いろんなことに当てはめてみて下さい。
そして、竜馬のように31歳で若くして世を去っても、
どうしてこれほど、現代にまで語り継がれるのか???