「自然の驚異」
先日、北海道知床半島で観光船の沈没事故で大勢の方が、
犠牲になられた事故が連日報道されていました。
ご冥福をお祈りいたします。
もし、自分の会社関係でも、なにかしら、大事故が起こったらどうしようか・・・
例えば、社員が重篤な人身事故とか、
管理している飲食店が、ガス爆発とか、
解体現場で崩落事故とか、
人命にかかわるような事故が起きてしまったら、どのように対処すればよいのか・・・
また、そうならない為には、平時どう指導しておけば有用なのかなど考えさせられます。
・・・・・
そういえば、何年も前に社員旅行で、奄美大島へ行った時のことです。
わたしは、自分では大変ついている“晴れおとこ”を自他ともに誇っていました!
奄美に到着するまでは、天気予報は「終わりかけの台風」
ところが、到着後、みるみる晴れ間が出てきました。
「ほらね! ほらほら! 晴れてきた!」
奄美や宮古、西表、それに沖縄本島も、
天気予報は内地に比べると当たる確率は段違いに低いです。
みんなで、海へ!
水上バイクや、カヌーを出してもらって、大いに遊んでおりました。
ところが、やっぱり波が、まぁまぁ高いなぁ・・
と思ってはいましたが、いまさら引き返せません。
カヌー組は4隻出してそれぞれ2人乗り。
と、一瞬で1隻水没しかけているではありませんか・・
2人のうち1人が100キロ越えの身体であるのも手伝って、水没。
軽い方のヒトも、救命胴衣が顔を隠しています。
しっかり、ベルトが閉めてなかったせいで、救命胴衣が肩より上にスッポ抜けています。
顔が見えない・・もしかして身体は沈んでいるのか・・
救命胴衣しか見えない・・
わたしも、50Mほどしか離れていませんでしたが、どうしようもできませんでした。
そのとき、頭に、あしたの沖縄新聞か琉球新報かに、
「内地の観光客、溺れる!」
などと掲載されるのではないか・・よぎりました。
結局、地元の方に助けてもらって、事なきを得ました。
でも、その時は目の前で溺れかけているのに、カヌーを漕いでも漕いでも風と波で進まないし、
もう、どうしようかと内心尋常でなかったです。
ひとは、火は恐れるのに、水は穏やかならば恐れない。
一瞬の判断を誤ってはいけないですね。