2025年4月28日月曜日

最近の社長

「斎藤ジン」

 

 「世界の秩序が変わるとき」

斎藤ジンさんという、ワシントン在住のコンサルタントの初めての著書です。

分かり易く書いてあるので、カタカナばかりの解読困難な本ではありません。

むしろ分かり易い。

日本のメガバンクに勤務したのち、日本式の労働環境への

不信感・違和感や自身がトランスジェンダーであることもあって、単身渡米。

海の外から日本がどう見えるかなど、端的に書かれています。

そのなかで、わたしが一番気になったフレーズをご紹介します。

(抜粋)

~企業にしても、部門の統廃合や解雇をしても、昔のように非難されることがなくなりつつあります。

また、これまでは支払っている給与に見合うリターンのない社員を抱えていたので、

IT投資などの合理化をせず、余っている社員を使って人海戦術で対応してきましたが、

そんな人的猶予は加速度的に縮小していきますので、IT化は生き残りに不可欠となります。

実際、米国のAI企業が日本に来ているのは、

労働人口と労働生産性の問題を解決するに際し、

AIを導入せざるをえないということ、

そしてAIを導入しても雇用問題として騒がれることが無い、そう考えているからです。~

 

上場企業が、何百人リストラ、もしくは早期退職者募集、などという記事を目にしていまさら、けしからんと思う方が居るでしょうか?

場合によっては株価が上がることさえあります。


そういえば、

烏丸通り四条上がる西側のマクド+書店のあともながらくテナントが空いていて、

みんな今度は何が出来るのかと噂していましたが、「アクセンチュア」でした。

斎藤ジンさんの言う通り、米国企業がしれーっと存在感を増してきました。

なにげないことではないんですね。

AIでリストラしても誰も文句言えなくなっていることにたいして、これが“普通“の時代。

なので、日本では人口が毎年激減していますが、それも

“普通”になって、移民やインバウンドで

「日本列島別荘地化」していって人口減少の穴埋めとなって行くような気がします。

10年ぐらいあっという間に経ちますが、いまからの

10年は激変に備えておかないといけないということです。

他界していたら仕方ないですが・・・

 

 

😓