「ポーランド+チェコ」Ⅲ
アウシュビッツ強制収容所へ。
アンネが収容されたところです。
日本人ガイドの中谷さんと言う方に2時間ほど案内していただきました。
非常に丁寧にご説明頂いて、本当に考えさせられました。
劣悪な環境の収容所、たった2畳のスペースに5人寝ます。
寒い時はマイナス15℃、次々亡くなります。
収容時、「選別」と言って、軍医が働ける人は右、働けそうにない人は左。
左に行った人は、そのあとガス室へ。
シャワーを浴びて消毒すると嘘を言って前進させます。
女性も子供も、、、、
そうしているうちにユダヤ人が溢れかえって、
収容所に入りきれなくなったものですから、ホロコースト、
つまり収容所に来るなりガス室。
遺体をドイツ人に処理させるにはストレスがかかりすぎると言うので、
生かしてやるから処理しろ!と、同じユダヤ人に焼かす。
ガイドの中谷さんは、「考えて下さい!」と、所々で、
明確な答えは言われないのですが、問題提起してされます。
それぞれの思想の違いや宗教もあるので、
私的な思いは持っておられるようですが、「考えて下さい!」で留められます。
アウシュビッツの問題だけではなくて、
いま世界中で起こっているさまざまな争い、過去の戦争の補償問題。
人間はあやまちを犯すし、傍観者はあやまった指導者に流される。
差別やヘイトスピーチなどによって、、、
中谷さんに教えてもらったことは、忘れないようにしたいです。