「 目 」
随分前に、地主さんから、
「わしなぁ、何回も会うとるけど、君ところの、
○○くんと、○○さんは、目が死んでるなぁ‥」
と、まぁ、わたしに、ぼそぼそっと毒を吐かれたのですが、
ずーっと、脳裏に残っており、たまに思い出します。
「目が死んでる」と表現するということは、そう診られてもしょうがないような、
態度振る舞いや、顔がふてくされているとか、さまざまな要因があってのことでしょう。
前出の○○さんは辞めましたが、くんの方は、いまはよく頑張ってくれています。
人の言うことを鵜呑みにしてはいけませんが、
意見としてはどれも一旦は清濁併せ吞まなければならないこともあります。
盛和塾で稲盛会長は、再々再四、
「人生=考え方×熱意×能力」と言っておられました。
掛け算ですから、どれか一つでも、0なら、すべて答えは0となります。
能力が劣っていて2でも、熱意が200で考え方が50なら、その積は、20000です。
能力が200あるのに、熱意が3で、思考回路が粗悪で2なら、わずか1200です。
「目が死んでいる」とは、必ずしもその個人のせいではなく、もしかしたら経営者や組織にもその原因があるのかもしれないと考えるのが、上に立つ者の責務。
「あいつは、アホや!」
という、お前が上司として経営者としてアホなのではないでしょうか。
最近は外部からそういうお叱りは無いのですが、何も喋らない社員が要ると少し心配です。
出来れば、目は輝いてほしいものです。