2017年7月24日月曜日

最近の社長

「性根」


先日、地方の美味しい食材を食べ歩く、テレビ番組で、
ゲストがでぶっちょのタレントさんでなんでもダイエット中とのことでしたが、あまりの美味しさにがっついて食べるその姿に、ナレーターが「こやつの、性根は変わらんわ!」と一喝。
うんん?!
そういえば、亡き母がよく、「あのこは、このこは、性根が悪い」と人の悪口を言うときに、性根が、性根が、と自分のことは棚において置いて吐き捨てていたのを思い出してしまいました。
そこで辞書で性根をひくと、「根本的なこころの持ち方」と。
根ですね。
根っこが良い・悪い?
根がないと幹は立ってられないし、幹がないと枝葉は伸びないし、そもそも根がないと水を吸いあげられないですよね。
根は大事です。

次に「こころ」
盛和塾では「こころを磨く」
こころを磨くとは、こころは毎日掃除して磨かないと汚れてしまったり、悪い考えが起こったりします。
でも、磨いて反省出来たなら、怠らずまた、掃除する。
ですから、はじめの「こやつの、性根は変わらんわ!」
と言うのは間違えで、自分で磨ける人は好悪は別として、変えられるのですょ。



2017年7月10日月曜日

最近の社長

「めんどうになる」


世間の甘さ辛さを味わい尽くしてしまえば、雨となり雲となる人情の急変にも無関心になって、全く目を開いて見るさえめんどうになる。また、人情をすっかり知り尽くしてしまえば、牛と言われようと馬と言われようと、勝手に言わせておいて腹も立てず、ただ、はいはいとうなずくばかりである。
(洪自誠)

抜粋したものですが、面白くないですか?
私はこの、「全く目を開いて見るさえめんどう」という表現がたまらなく好きで、著者のユーモラスな一面を感じます。
今で言うところの見栄や嫉妬、羨む気持ちなど、どうでもよいのではないの???
他人(ひと)のことは気にするな!!!と、言われているようです。
会社の近くでよく、家より高価そうなクルマを見かけます。

アレじゃ、煙草買いに行ったり、物件見に行けへんなあぁぁ・・・と思う私はまだまだですね。

2017年7月3日月曜日

最近の社長

「衰え」


若いとき、サウナや大浴場でおじいさんが壁にもたれながらパンツや靴下を履いておられるのを見て、自分は大丈夫。
そう思ってました。
最近、どうも「おっとっと」と片足立ちするとよろけます。
体幹筋を鍛えなければ10年、20年先には「まさか!」の事態に陥るかも・・・
経年劣化。
幼少期にからだにいいものを食してないセイかも、と親にバチあたりなことを思ったり。
日々三省。
とはいえ、健康なときに不健康を想像するのは難しく、若いときに年老いた自分が見えるはずも無い。
健康を維持するのはまわりにご迷惑をかけないため。
毎年、弊社も社員全員で人間ドックへ行ってますが、がん細胞やシコリだけなかったらいいと考えてか、それ以外はあまり役立ってる感はありません。
ご自愛を!!!


2017年6月26日月曜日

最近の社長

「じぶんのこと」


“敵を知り己を知れば百戦危うからず”
有名な孫子の兵法。

並称されている呉子は、
”敵を知るのは意外と易く己を知るのは難しい“と。

自分の体は自分しか解らない、と同様に、
自分のことは自分にしか解らない。
とは違います。
体は確かにそうですが、自分の思想、言行などは、はたして自分でどれほど解っているものでしょう。
地位やおかねがあっても私が思うに可愛そうな人がいます。
しかし、そういう方の近くには諫言苦言する人は皆無。
ますます、可愛そうです。
現世に居る時間は少ないので、私は利益を出して還元していけたら良いと思います。が、それがなかなかどうして難しくて。
 先日も「メンタルダウン」という言葉を耳にしました。
造語でしょうけど、大企業やメガバンクだけに限ったことではないでしょう。
なんとかそういう方も減るといいです。






2017年6月19日月曜日

最近の社長

「ゼイゼイ」


うちの地主様。
「社長はん、賃料上げてぇ・・・・」
私「ええぇっ、んんん・・・・」
「わたしねぇ、いつもゼイゼイ言ってるんどすぇ」
私「それって税金のことですか?」
「はぁ、そうですがな。もう、いつ死ぬかわからへんのにゼイゼイ言ってるんどすぇ、かないまへんわぁ・・・・」
私「いいじゃないですか。セイゼイ使えば・・・・」

そういう方はお金使いません。

またある日・・・同じ地主様
私「おかあさん、ひとりでこの町家、蔵もあって大きすぎるねぇ」
「そうどす。ひとりやしねぇ。」
私「セコムも入ってないし泥棒も怖いねぇ」
「そうどすがな、そやし泥棒さんに渡すように30万円ふうに入れて置いてますねんえ。30万で命だけはとらんとこれもって帰ってもらうようにお願いしますねん。はははははははっは」
私「んんん、30万でねぇ・・・・」





2017年6月12日月曜日

最近の社長

「カレンダー」


携帯でカレンダーを見て指でスライドすると、来年、再来年、その次、またその次の年。いったい、いつまであるの?
2100年以上?
いや、まだまだある・・・・

私も子供も将来の孫も、もう現世には居ない年まであります。
古典では人の人生100年で表現されていることがよくあります。
100年生きる人は居なかったでしょうが、
まぁ稀に90歳くらいまで生きた人も居たからでしょう・・・・

いまは保険でも、思ったより長生きした時の商品もあるとか。
頭と体がしっかりしていたら良いですが、健康年齢と寿命は違います。

孔子も「朝、道を理解できたら夕に死んでもかまわない」と。
無責任な表現に聞こえますが、実は100になっても私など解らないでしょう。
まだまだ修業しないといけないという、自戒の意味ですね。
古の人の言うことは深いです。


2017年6月5日月曜日

最近の社長

「守秘義務」


取引上、
「これこれの内容は他言なさらないよう、お取り計らいください」
なんて、交渉の最中にあります。

日常、
「これこれって、知ってる?ここだけの話、だれにも言わないでよ」
なんて、これもよく聞くフレーズです。

しかし、残念なことに前者も後者も、その場に居合わせてない人が知ることとなる。
“人の口に戸は建てられない!”
人に知られるのが嫌なら、それを言わない、また しない方がよいと、古のひと。

イニシエのひとの言うことは、勉強したほうがいいと思います。