2014年7月14日月曜日

最近の社長

「人の我が為に善なるを恃まず(タノマズ)」


 韓非子の言葉ですが論語本やネットで調べますと、その解釈が、
全くもって違うニュアンスの表現であったりします。
その訳する先生の考え方の相違だと思います。
私たち商売人にたとえて言うならば、税理士や弁護士が見解の相違とやらで、
その数字や勝敗が左右されたりすることと少し似通っております。

 この「人の我が為に善なるを恃まず」も、ある解釈では
韓非子は性悪説をとなえ、他人が自分の為に何かしてくれるときは、
人情でも義理でも思いやりでもなく、ただただ己の利益の為だ。
という訳もあれば、
今日では他人の為に最低限の事しかしない人が増えてきて、そのような世の中では人をあてにするな。
(人の善意に期待してはならない)
と、キツイ表現から柔らかいのもあります。

逆に性善説で、自分の周りはみんないい人、では“脇腹”を刺されるとか・・・
中庸というか、中を取るのは難しです。