2013年3月18日月曜日

最近の社長

「ソーライス」


阪急百貨店を昭和4年に開業。
創業者の小林一三は それはそれは10年先が見えた人物。
売り場面積もどんどん増やしていって、食堂も同様。
「ソーライス」というのはメニューにあったのではなくて、
本当の売れ筋は「カレーライス」。


そのカレーにかけてもらうために卓上のウスターソースが置いてあり、
ライスだけ注文してライスにソースだけをかけて食べてしまうんです。
店にとってははなはな迷惑千万。ある日、食堂側は
「ライスだけのご注文はご遠慮くださいませ!」と・・・
それを見た一三が
「確かに彼らは今は貧乏だ。しかしやがて結婚して子供を産む。
その時ここで楽しく食事をしたことを思い出し、
家族を連れてまた来るだろう。」

その後、
「ライスだけのお客様歓迎します」に・・・張り紙を。
昭和5,6年とは極貧でなくても一般のひとでもこの
ソーライスに救われた方が多かったとのこと。

~世の中に対する貸勘定~
現場主義の一三の貸勘定話の一つです。
今の時代にはそぐわないカモしれません。
しかし、わたしも「貸勘定」を増やしていきたいと想います。
・・・・・・