2017年4月3日月曜日

最近の社長

「問うとは?」


日本の歴史から遠ざけられている偉大な人物・頭山満。
彼の伝記を読むと何回となく目のするフレーズがあります。
「問うものには誠実に対応した。しかし、問わない者を導こうとする態度は取らなかった」・・・
よくよく考えてみてもそりゃそうだ!
といってしまうとそれで話は終わってしまいます。
人を使う立場の方なら分かると思いますが、そうでない方はなんてないじゃん、で流されてしまうかもしれません。
かつて、稲盛会長が松下幸之助の講演会の質疑応答で、「どうしたら松下電器のような立派な会社にすることが出来るでしょうか?」と問われたその返事は、
「思うことやね!」のひとこと。
会場は笑いに包まれたそうですが、稲盛さんは、そうか、そうか、強く強く思う。世界一の経営者になる、そうこころに念じ続ける。と翁の「思うことやね」の一言にそうとう感銘をうけられたとのこと。
書物でも講演でも一行もしくは一言で考え方が定まることってありますよね。一行・一言の値打ちは自分にとってはいかほどかは、これも自分次第。


(追)逆説・以前、稲盛会長の講演のあとのコンパで、酔っ払ってワンワン泣いてマイク持って「稲盛会長!!!ありがとうございました!!!」
と叫んでる方がいました。司会者はあんな酔っ払いの彼は着席をと・・・会場はくすくす笑い。
そこへ、稲盛会長が「ちょっとちょっと、待て待て。彼は彼で言いたいことがあるのではないか、云々・・・」
そのあとはもう忘れてしまいましたが、当時リーマンあとでみんなしんどい時だったかな・・・