2015年10月26日月曜日

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「孟母三遷」モウボサンセン
「断機の戒め」ダンキノイマシメ


 ~孟子のエピソードです~
孟子は幼い時に父を亡くし、母の手一つで育てられた。
孟子の家は墓地の近くにあったので、孟子の遊びといえば
葬式の真似事ばかりでした。
息子の教育を案じた母親は、家を引き払って市場の近くに移った。
今度は商人のまねばかり・・・
そこでさらに学校のそばに移った。
すると孟子はいつも祭祀や儀式の真似事をして遊ぶようになった。
我が子の教育にはここが良い。と母は考えてそこに住むことにした。
ある日・・
遊学に出た孟子は、学業を中途で捨てて家に帰ってきた。
たまたま機を織っていた母が、「勉強はそうとう進んだろうね」
「いやあぁ、相変わらずです」
これを聞いた母は、いきなり刃物で織りかけの機をバッサリ断ち切った。
びっくりしている孟子に、
「学業を途中で捨てるのは、こうして織りかけの機を断ち切るようなものですよ」
孟子はこれに発憤して、一心不乱に学業に励み、ついに大学者となった。
前半は「孟母三遷」、後半は「断機の戒め」として教育論として名高い話だそうです。
中国では「孔孟の教え」といって1番は孔子、2番は孟子です。
現代社会とあまりに同じではないですか?
2500年前も今も人間の思考回路は変化なしですね。
しかし、織かけの機を切断!
その光景が読んでいても目に映ります。
母は強し。
男性にはないものですか???
そうともいえないですか???